こんにちは、Yukiです。
「英会話力ゼロだけど、次の転職でグローバル環境で働く人になりたい」
「なんとしても1年で英語で働けるだけの英語力をつけたい」
「しかも日本人とは思えないほど、余裕の表情で悠々と英語を話すような人になりたい」
そんな思いで英語学習に取り組み始めました。現時点で英語はまったく話せない。
卒業して社会人として働いていましが、次の転職後にはもうグローバルなポジションで英語を使いたいという無茶な野望でした。
もともと、自分の親のように海外に住んでみたいという願望があり、これを機に語学留学・ワーホリに行ってみようと動き出したのでした。
パートナーを日本に残したままの25歳の挑戦、リミットは最大1年半。帰国後に働き結婚という20代ライフステージを考えると、確実にこの期間内に成果を得なければなりません。
結果として希望の外資マーケの仕事を得て、滞在1年以内にホテルのフロントデスクのインターンまで獲得でき、なんとか目標は達成できました。
この記事では、この学習期間にどんなことをやっていたのか、過程を追ってみます。
基礎学習は学生時代に
英語の授業が好きだった私は、文法や単語といった基礎的なことは中高の義務教育である程度できていて、それっきり対策はしていません。
それから25歳で本格的に英会話習得を再開するまでに5年以上のブランクはあるものの、軽くおさらいをするくらいで、あとはカナダで生活しながら都度必要になれば調べ直すくらいでも間に合いました。
なので英語科目が得意だった人は、当時の記憶を頼りに英会話学習へ進んでしまってもOKです。ここから始めないと行けない人は、まずは中学英語の文法と単語を先にカバーしておけばスタートとしては十分だと思います。
話せずただ聴く忍耐期 〜2ヶ月
カナダに渡り最初の2ヶ月は、今思うととにかく怯えていたなぁというのが正直な印象。
わずか2週間先に語学学校に入った日本人すら、ちょっと英語でコミニュケーションができて、外国人の友達が何人もいる大先輩のように輝いて見えていました。
初めの2ヶ月はESLクラスの中級に入りました。といっても英語は話せず、学生時代にやってきたお勉強面の助けで文法やライティングクラスなどで真ん中に入れた感じです。
英会話の方は、つい先日まで日本語で自由に意思疎通できていたのに、今は何も思い通りに伝わらない。世界の留学生の訛った英語が聞き取れず、気まずさから逃げるために積極的に友達も作れず。
授業中も先生の質問が理解できている確証がなくて、口数は少なめ。何か言いたくても先にどう英語で言うか考えてるうちに、クラスメイトが答えて終わってしまう始末。
この時期は、ひたすら聞いて使える英語をメモして実践インプット重視でした。先生や友人が話す「自分がいる世界で今まさに使われている必要不可欠な英語表現」たちを聞き逃すまいと集中して聞きメモして、使えるものはないかとアンテナを常に張っていました。
まだ英語が何一つ話せない当時、話す練習としてやっていたのは瞬間英作文です。このときはまだ英語脳という概念も知らず、「日本語で考え、英訳して話す」という流れで話すしかありません。複雑な日本語はまだ英語に変換できないので、自分にできる極力短いシンプルなことを英語にして話していました。
今思うと、ここで身につけた「極力短いシンプルな文」で話すクセこそが、英語で働く今も活用し続けているスピーキングの基礎の力になっていると思います。
インプットを激増する
人の英語のマネを始める
瞬間英作文
英会話力激伸び期 3ヶ月〜6ヶ月
カナダ生活3ヶ月目からは語学学校の授業レベルも上がり、プレゼンテーションコースに変更しました。 毎週決まったテーマについて学びプレゼンテーションを発表するというもの。もちろん最初は「え〜, Umm..」の連発。発表時間の半分はどもりだっとと思います(笑)。でも 強制的にアウトプットせざるを得ない環境に追い込むとスピーキング力も自然と伸びてくるので、2ヶ月のコースの後半では少しずつ伝えたいことが表現できるように。この挑戦は今でも最善の選択だった感じます。
こうしてアウトプットするとなると、必然的にインプットも質が高まります。自分のレベルをもっと高めないと表現ができないという焦りから、使える言い方はないか?とより注意して先生やネットの英語に意識を向けるようになりました。インアウトの相乗効果で成長が加速する時期でした。
2ヶ月のプレゼンコース修了後は、ビジネスイングリッシュコースに入学しました。
これは北米ビジネスの基本を英語で学ぶというもの。英語を学ぶのではなく、英語「で」学ぶという新たなステージを経験できました。それにビジネスの世界を触りだけでも体験することで、その後に英語で働くとなっても一切の丸腰ではないという自信にも繋がりました。少し高度な内容でも英語で学び理解できた、という成功体験にもなったと思います。
そして、プレゼンコースで発表するために必要だったのが、家での自主練。 そこで英語の独り言をする習慣が完全に身についたのが、後の英語力に好影響を与えてくれました。プレゼンでぶっつけ本番で話す英語力はもちろんないので、言いたいことを何度も何度も練習する必要があったんです。英文を一度言ってみて、覚えるまで繰り返し、より良い言い方に書き換えて、また何度もリピート。これでひとり時間が完全に英語時間になったので、1日数時間もアウトプットの機会を増やすことができました。
この時期から、日英と訳す瞬間英作文より、すべて英語のまま考える英語脳の割合のほうが大きくなっていきます。
実践インプット
実践アウトプット
独り言
スマートに話す期 6ヶ月〜18ヶ月
長かった6ヶ月間の語学学校を卒業し、いよいよワーホリで北米社会へ出ます(笑)。
この時期から先生や学生ではない人と接するので、よりネイティブっぽい英語になることを意識しました。
それと同時に学習のやり方も複雑化し、単にこの学習法だけ!というよりは課題ごとに様々な手法を組み合わせて伸ばしていきました。
まずは何より良質なアウトプット環境が大事。
そう思ったので現地系の飲食店でパートタイムジョブを始めました。移民で運営しているタイ料理屋やカナダ人だけのバーのキッチン、国民的な現地系ドーナツチェーン、客が外国人しかいないジャパレスで勤めていました。
また、紹介会社を通してホテルのフロントデスクのインターンも行いました。
カナダ移住期間をぜんぶひっくるめて考えると、やっぱりこの「英語で働く」時期が圧倒的に一番英語力が伸びたと感じています。先生相手のようには甘えられず、お金をもらうために今自分にある英語力を必死に活用することで、実践力が鍛えられます。この経験から英語はやっぱり使ってなんぼだなと思うようになったし、学生時代のテキストを読み上げるだけのヌルいやり方で、日本人の英語力が伸びないなんて当たり前だわ、と実感できました。
インプットも実践の中から学び続けます。
いかに「リアル」を追求するかがカギ。特にホテルのインターンは横にネイティブの社員が並んでいるので、彼らの話す英語表現をとにかくメモしまくり、どこかで使うようにしました。またリピーティングも効果が高いやり方でした。ちかさんのYouTubeは毎日のようにリピーティングしながら表現を盗み、ときにネイティブの動画も見て同じようにマネしながら書き出していきました。
また通勤の1時間を使って適当な洋書を多読し、英語の理解スピードを上げていきました。相手の話す速さに理解が追いつかないことが多かったので、英文をなるべく一度でサクッと理解できるように返り読みしない訓練になりました。
意外と盲点なのが発音。
特別に勉強しない人も多いのではと思いますが、特にネイティブ英語の聞き取り力と転職など日本に戻ってからのパフォーマンスとして(笑)、発音はけっこう大切です。
私はネイティブの個人チューターをつけて数ヶ月かけて発音を矯正していきました。しっかりと発音の理論を理解すると、その後も自分で注意を払って修正していけたので、チューターはけっこう投資対効果が高いと感じています。
チューターで習った発音は、シャドーイングを使って自分でも正しく発音できるように練習します。使った素材はSteve Jobsのスタンフォードスピーチ一本のみ!これを帰国後も数年間ずっとやっていました。
ホテルのフロントデスクに合格
カナダに降りて約半年経ったところで、インターンの紹介エージェントに相談に行きました。
そこで代表と英語で簡易的な面接をしたところ、6ヶ月弱のカナダ生活でしたが1年程度暮らしている人の英語力があると評価してもらうことができました。
その後数カ月間、働きたい仕事の相談や英語のレッスンのためエージェントに通い、現地生活9ヶ月でいざインターンの面接を迎えます。
英語を話す機会を最大化したいため、希望したインターン先はホテル。指示されたホテルに向かい正社員との面接を終えると、まさかのフロントデスクに来てくださいとの指示が!!
面接官からは、他の日本人よりも訛がなく発音がきれいだと評価をいただけて、めっちゃ嬉しかったです。紹介エージェントの人もフロントデスクはホテル経験者くらいしか抜擢されないから珍しいとのこと。訛が強いとフロントでの会話がむずかしくなるから、おそらく発音の良さが評価の大きな分かれ目になるのではと思います。
英語力は、ネイティブの本気の英語は聞き取れないので、現地のホテルで一人で責任持って対応するにはいたりません。移民系相手ならなんとか。先輩スタッフに見てもらいながら、できることをやっていきます。現地のジャパレスや日本の観光業でインバウンドに接客するのであれば、現時点の英語力で十分対応できます。
そして夢の外資へ
1年半のカナダでの生活と帰国前のバックパッカーを終え、日本に到着。
いよいよワーホリでの修業の成果を試されるとき。目指したい業界も職種もまったく決まってなく、ただ英語を活かせる仕事とだけしか軸がなかったので、転職にはかなり時間がかかり苦労しました。
無作為に気になるキーワードがある企業を受けまくる中、ふと目に止まった外資のマーケティングポジション。そういえば、学生時代に仕事至上主義のブラック企業を何よりも憎んで就活をしなかったことを思い出しました。
外資のようにドライな人間関係でオンオフをキッパリ決めている職場環境を求めてたなぁ。数年前の新卒時の気持ちなんか、わずかな期間の社会人経験を経る間にすっかり忘れていました。規模も小さめな外資なら英語ポジションへも近いはず。
仕事のスキルはもちろん、英語が問題なく話せて本国とのコミュニケーションにも積極的な姿勢をアピールし、無事採用をいただきました。でも、やっぱり英語はボトルネックにならない最低条件でしかなく、それ以上にスキルや事業内容への共感のほうが採用への影響は大きかった気がします。
教材は必要なのか?
私の海外生活においては、学習教材は一切必要ありませんでした。
紙よりも、リアルな「人」が何よりの実践教材だったかなと。
理想は人と交流して上達していくつもりでトライして、それがどうしてもむずかしければ紙の教材を頼っていく順番がいいかなと思います。
参考書は使わなかった
日本でいざ英語を話せるようになるぞ!と意気込むと、まずは本屋に向かってしまう人が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
でもこのカナダ渡航期間、参考書は一切使いませんでした。
1ページ目から順番に日本語の解説文を読む時間があれば、その時間を外に出てローカル相手にレジ接客していたほうが何倍も英会話がうまくなると感じていたからです。
参考書でもネット検索でも使い方が逆で、一から全部読んで実践に出るのではなく、実践で「これで合ってるのかな?」と感じた疑問を私の場合はネット検索で調べて正しく知識化しています。
単語帳は使わなかった
単語帳も同じ要領です。単語帳は持たずに海外生活していました。
TOEIC高得点を目指すようなむずかしい単語帳を律儀に覚える必要はありません。1時間暗記に費やしたところで、その100個の単語を使うことは実際のところほぼないですからね。
これも逆のアプローチで、外国人と話している間に出会った英単語や自分が言えなかった英単語をメモして、オリジナル単語帳をスマホに作っていきました。
これは自分の身の回りの英会話現場でリアルに使われている、超実用的な単語帳です。しかも実体験を通して追加された英単語は、文脈を肌で理解できているので体感的に使いこなせるようになりやすい。
オリジナル単語帳は、ボキャブラリーや表現力がぐんぐん高まる資産になってくれます。
働きながら1年で英語ペラペラになる方法
ここまで海外で働きながら実際に私が英語を話せるようになるまでに実践したきた学習法を紹介してきました。
でもほとんどの人は国内にいて働きながら英語を伸ばしたいと考えているはず。二十代の身軽だった私は会社をやめることができましたが、そうはいかない人の方が多いと思います。
私の英語が成長した要因を分解して、国内学習用に現実的な戦略に落とし込むと、次の5つの要素が重要になってくると考えています。
英語脳を意識する
まず最初の目標として、英語脳を作ることをゴールにします。今の私ははっきり言って日本語を通すと英語がうまく話せなくなります。英語を話すときは英語だけで思考すると、よどみなくスムーズに話せるようになるのです。
英語環境を構築する
1日3時間を捻出する
そのためには正しいトレーニングが必要となります。まずは英語が当たり前にあり、毎日のように話したり、聞いたり読んだりする環境を構築します。7時からは絶対にスピーキング練習という具合に強制的に組み込む感じですね。
一日の充てる時間の目安は3時間。この間にアウトプットとインプットを必ず両方行います。このペースなら約6ヶ月で英語で考え話す力が身につき始めます。
90分のアウトプット
具体的には90分はアウトプットが望ましいです。今になってわかったのですが、日本人が中高で英語を話せなかったのは、ざっくりまとめると「話す練習をしてない」から。この1点につきます。ベストなのは私が海外生活でしたように、外国人に囲まれて生活や仕事をすること。それがむずかしければ、話し放題のオンライン英会話や英会話カフェを利用するのがおすすめです。英語が必要な環境がないと、学習の必要性もなくなって続けるのが困難になるので、アウトプット環境作りは一番大切です。
実践的なインプット
そしてインプットも両輪でやるのが大事。でもインプットというのは、参考書を読むことではないですよ。実際に話されている実践的な英語を聞いて、気になったものをメモしてどんどん覚えてくいく形にしましょう。そのためにアウトプットの場に出たり、YouTubeを活用したりして学んだりしていました。
基本的には私はこのようなやり方をセットにしてぐるぐる回して英会話を習得していきました。学校で教わった机で教科書を開くようなことは一切していません。あとはこれを、どのくらいのペースでやるかの問題です。半分にすれば成長が実感できまでに年単位がかかりますし、この2倍のペースでやれば、それこそ数ヶ月で自信を持って外国人のコミュニティに参加できるはずです。
まとめ
改めてやってきたことを俯瞰してみると、日本で当たり前とされる机上での”The お勉強”なるものは何もしていないことに気づきます。
テーブルの前に座っていたのは、パソコンでYouTubeを観るか、その日に街で出会った英語表現をまとめるときくらい。
とにかく英語の現場に出て、体当たりで英語に触れて、その日の振り返りを記録する。あとはこれを、毎日どれくらいのボリュームで実践できるか、というだけです。自転車の練習みたいな感覚に近いかな。
渡航してしまえば毎日16時間の英語漬けにできるし、働きながらやるのであればいかにスケジュールに組み込むかがカギとなります。
まずは、英語漬けアウトプット環境から構築していきましょう!
コメント