こんにちは、Yukiです。
「ネイティブの英語はなんとなくわかるのに、自分が話すと言葉が出てこない」
「聞けるけど話せないのは、どこに問題があるの?」
私もカナダ留学中、まったく同じ状態が続きました。先に結論をまとめます。
- 聞き取れるけど話せない原因は、話す練習量が圧倒的に足りていないこと
- 具体的には「使える語彙が少ない」「日本語から訳している」「口に出した回数が少ない」の3つ
- 対策は ①オンライン英会話で大量に話す ②独り言で下準備する ③リピーティングで表現を増やす
- 聞き取れているなら下地はできている。練習量を増やせば2〜3ヶ月で変化が出る
英語が聞き取れるけど話せない原因は「話す練習不足」

聞き取る力と話す力は、まったくの別物です。英語が上達した今ふり返ると、当時うまく話せなかったのは、話す練習がまるで足りていなかったからでした。
これは日本語でも同じです。たとえば結婚披露宴の挨拶を、今すぐその場で言えるでしょうか。
本日はご多用のところ、私たちの結婚披露宴に足をお運びいただき、誠にありがとうございます。
聞けば意味はすぐわかります。でも自分の口からは、すらすら出てきません。母国語でも、言い慣れていない言葉は話せないのです。英語ならなおさらです。
話せない3つの原因
「練習不足」をもう少し分解すると、次の3つになります。
1. 聞けばわかる単語が「使える単語」になっていない
聞いて意味がわかる語彙と、自分から使える語彙は別です。読める・聞ける単語のうち、会話でとっさに出てくるものはごく一部です。
2. 日本語から訳そうとしている
頭のなかで日本語の文を作り、それを英語に直してから話そうとすると、会話のスピードに間に合いません。私も語学学校で、先生の質問に答えたいのに「There is で始めるか、It is で始めるか…」と迷っているうちに、他の生徒が話し始めてしまうことがよくありました。
3. 実際に口に出した回数が少ない
学校では「読む・聞く」の練習はたくさんしますが、「話す」練習はほとんどしません。知識はあっても、口が動かないのです。
リスニングが先に伸びるのは普通のこと
英語は、リスニングが先に伸びて、スピーキングは遅れて伸びます。
カナダの語学学校でも、日本人の友人の多くが「言っていることはなんとなくわかる」と言いつつ、話すのは苦手でした。私自身、入学して2ヶ月ほどは聞き取ることすらできず、その後も聞けるのに話せない時期が続きました。
私も学校の英語は得意科目で、外国人の多いバーに通ったりもしていました。それでも、まったく話せませんでした。
ところが取り組み方を変えたら、2〜3ヶ月で急に話せるようになりました。やったことはシンプルで、英語を話す練習量を一気に増やしただけです。
単語帳やアプリでの学習だけでは、話す量としては足りません。日本式の英語学習に慣れていると、アウトプット不足には自分でなかなか気づけないのです。
聞き取れるなら「話せる」まであと一歩

人の英語が聞き取れるなら、すでに大きな努力を積んできた証拠です。ここまで来れば、話せるようになるのは練習量と時間の問題です。
聞き取れる人は、「英語ではこう言う」という実践的な感覚をたくさん吸収できます。この感覚こそが、英会話の一番の財産です。ここからは、吸収した表現を自分でも使えるようにしていく作業になります。
赤ちゃんと同じで、「聞き取れる」→「話せる」の順番で伸びていけば大丈夫です。
私もスピーキングは遅れて伸びた
留学中の私は、話せなくても学べるものは学ぼうと、ネイティブ講師の言葉をひたすら聞き、使えそうな表現をメモして見返していました。
そして「先生のマネ」をして話すようにしました。あの先生ならこう言いそうだ、と想像しながら、授業や友人との会話で見よう見まねの英語を使ってみたのです。
数ヶ月すると、「今のはうまく言えたかも」という場面が少しずつ増えてきました。スピーキングの成長は、この延長線上にありました。英語で働いている今も、同僚の言い回しをマネして表現を増やしています。
たくさん聞いてきた人には、表現の下地がすでにあります。あとは練習するだけです。
話せるようになった2つのコツ

私がスピーキング上達のために大切にしてきたのは、「英語脳」と「下準備」の2つです。
1. 英語脳で話す
英語脳とは、日本語を介さず、英語のまま考えて話す状態のことです。
英語脳ができると、頭のなかで翻訳する作業がいらなくなります。英文がそのまま浮かぶので、すぐ話し出せますし、「この単語、英語でなんだっけ…」と詰まることも減ります。
日本語から訳しているうちは、流暢さに限界があります。私は英語だけで考えるよう意識しながら、毎日話す練習を積みました。
むずかしそうに聞こえますが、意識して練習すれば誰でも身につきます。ポイントは、英語にふれる時間を増やして、日本語で考えるクセを抜くことです。
2. 話す内容を下準備する
もう一つ大事なのが、使いたいフレーズの下準備です。
仕事のプレゼンに練習が必要なのと同じで、英会話も初心者のうちは、ぶっつけ本番では話せません。
私は部屋やお風呂で一人のとき、話す内容を想定して、言いたい英語を何度もブツブツ練習していました。すると、その話題については無理なく話せるようになりました。語学学校の友人との雑談でさえ、準備して臨んでいました。
「日本語で友達と話すのに準備なんてしない」と思うかもしれません。でもそれは、同じ言葉をこれまで何度も使ってきたからです。英語でも、何度も話した話題なら準備はいらなくなります。
聞き取れるけど話せないを抜け出す練習法3つ
日本の従来の学習法では、話す練習と、会話で使える表現のストックの両方が足りません。
私はカナダにいる間、英語を話す機会をとにかく増やすことと、スキマ時間の独り言を徹底しました。その結果、2ヶ月後にはプレゼンテーションコースに合格し、その後ビジネスコースへ進み、現地のレストランで働けるまでになりました。
割合でいうと、インプット2割・アウトプット8割くらいです。日本で同じことをするなら、次の3つを組み合わせるのがおすすめです。
- オンライン英会話で話す場を作る
- 独り言で下準備する
- リピーティングで使える表現を増やす
1と2は必ずセットで行ってください。どちらか片方だけでは効果が薄くなります。
練習法1. オンライン英会話で大量に話す

まずは英語を使う環境を作ります。私の場合も、カナダで英語漬けの環境に身を置けたことが、上達の一番の要因でした。
日本にいても、同じような環境は作れます。一番手軽なのが、自宅でのオンライン英会話です。
なかでも、レッスン受け放題のサービスがアウトプット環境づくりに向いています。ネイティブキャンプは定額で何度でも受講できるので、国内にいながら留学に近い量を話せます。
私が話せるようになったのは、外国人と話して、たくさん失敗を繰り返せたからです。回数を気にせず話せる環境は、それに一番近いと感じています。
教材は「5分間ディスカッション」がアウトプット中心で、スピーキング強化におすすめです。まずは1日1レッスンから始め、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。
「まだ自分には早い」と感じる人へ
「オンライン英会話はまだムリかも」と感じる人は多いと思います。私も最初は怖かったです。
ただ、話す練習を始めないかぎり、聞けるけど話せない状態は変わりません。完璧に準備できてから、ではなく、準備しながら話すのが近道です。無料体験の期間だけでも試してみてください。
多くのオンライン英会話は「1日1回」のようにレッスン数が決まったプランですが、ネイティブキャンプは月7,480円(税込)で回数無制限です(2026年10月時点の公式サイトの料金)。アウトプットは多いほど伸びるので、話す量を確保したい段階では受け放題が向いています。
6ヶ月後に少しは話せるようになりたい!
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対面で話したい人は、通い放題の英会話カフェLanCulという手もあります。
練習法2. 独り言で下準備する
独り言は、頭に浮かんだことをそのまま英語でつぶやく練習です。オンライン英会話で話すための土台になります。
私は一人の時間に、同じ表現を5回、10回と繰り返していました。そのおかげで、人と話すときにも、あせらず英語が出てくるようになりました。
逆に言えば、一つの表現をそれくらい反復しないと、会話では使えません。
自分で話せる表現が増えると、相手の英語も聞き取りやすくなります。話す力と聞く力の相乗効果です。
独り言のやり方などは「英語初級者必読!スピーキング力に直結する独り言のやり方を解説」で紹介します。
独り言だけでは「通じるか」がわからない
独り言には弱点が一つあります。自分の英語が相手に通じるかを確かめられないことです。
とくに、日本語の言い回しをそのまま訳した英語は、不自然で通じないことがあります。だからこそ、実際に外国人と話して確かめる場が必要です。
- スキマ時間に独り言で自主練習する
- オンライン英会話で実際に使ってみる
- 講師にもらったアドバイスを、独り言で復習する
私はこのサイクルを続けるうちに英語脳ができていき、聞き取れるのに話せない状態を抜け出せました。
独り言がむずかしい人は瞬間英作文から
独り言がまだむずかしいと感じる人は、瞬間英作文から始めて、慣れたら独り言に移るのがおすすめです。
瞬間英作文は、短い日本語の文を、すぐ英語に直して口に出す練習です。日本語を手がかりにできるので、スピーキングが初めての人でも取り組めます。
この建物は、あの建物と同じくらい古い。
→ This building is as old as that building.
短い文でも瞬時に言えるようになれば、それをつなげるだけで会話になります。私も初心者のころは瞬間英作文に頼っていました。
私は参考書を使わず、自分の言いたいことを英作文していましたが、お手本がほしい人は専用の参考書を使ってください。
詳しい内容は「瞬間英作文の効果とは?「スピーキングが苦手」を克服するやり方5ステップ解説」で解説します。
練習法3. リピーティングで使える表現を増やす
話せない一番の原因は練習量の不足なので、まずは練習法1と2で話す環境を作るのが先です。
そのうえで、英文を組み立てるには「こういう言い回しにしよう」と先に思い描ける力も必要になります。つまり、会話表現をどれだけ知っているかです。私も最初は表現のストックが足りず、言いたくても言いようがない状態でした。
そこで、海外の動画から会話表現を集めました。さらに、セリフをリピーティングして、自分の口でも言えるようにしました。
覚えた表現を独り言で練習し、外国人との会話で使ってみる。このサイクルで、英語が口から出てくるようになりました。
よくある質問
どれくらいで話せるようになりますか?
私の場合は、英語のまま考えて話すコツをつかむまでに約500時間かかりました。日本で働きながらなら、1日3時間で約6ヶ月、1日1.5時間で約11ヶ月が目安です。話す量を増やしてから2〜3ヶ月で、変化を感じ始めるはずです。
独学だけでも話せるようになりますか?
独り言や瞬間英作文で、話す力の土台は作れます。ただ、通じるかどうかは相手がいないと確かめられないので、実際に人と話す場も合わせて用意するのがおすすめです。
リスニングはできるのに話せないのは、なぜですか?
リスニングは「知っている表現を認識する」力、スピーキングは「自分で文を組み立てて口に出す」力で、使う力が違うからです。リスニングができる人は材料がそろっているので、話す練習を足せば伸びます。
英語が理解できる・わかるけど話せないのも同じ原因ですか?
同じです。「読めるけど話せない」も含め、読む・聞くで身につけた知識が、口から出せる形になっていないだけです。この記事の練習法がそのまま使えます。
聞き取れるけど、意味が理解できないときは?
音は聞こえているのに、頭のなかで日本語に訳しているせいで、理解がスピードに追いついていない状態です。英語を英語のまま、前から順番に理解する「英語脳」を鍛えると改善します。私はカナダで、通勤中の多読で返り読みしないクセをつけて、理解のスピードを上げました。
まとめ:英語が聞き取れるけど話せないのは、話す練習で解決できる
聞き取れるのに話せない状態は、私を含め、留学生の間でもよく見られました。原因は、聞く・読む練習に比べて、話す練習がまったく足りていないことです。
- オンライン英会話で、話す量を増やす
- 独り言で、言いたいことを下準備する
- リピーティングで、使える表現を増やす
聞いて覚えたフレーズは、いつか必ず使えます。続けていけば、言いたいことがスッと言葉になる瞬間が来ます。
6ヶ月後に少しは話せるようになりたい!
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話す環境に慣れてきたら、次のステップは下記の記事にまとめています。
英語脳を作ってスピーキングが上達した方法をまとめました。 >初心者からスピーキングが上達した9つの学習法を3ステップで総まとめ






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