「英会話が話せるようにならないけどやっぱり文法って必要なのかな?」
「どのレベルまで文法を学ばないといけないんだろう」
と文法の必要性を感じながらもどう勉強しようか悩んでいませんか?
この記事では旅行で英会話を楽しむためには文法をどのレベルまで勉強するればいいのか、またどうやって勉強すればよいのか、を解説します。
私はここで紹介する基本的な文法だけを使って、海外旅行で友達を作ったり、仕事で英語ミーティングを行えるくらい会話することできています。内容的に難しいことはないので誰でも実行可能な内容です。大切なのは継続力だけ!
それではまずは英会話に必要な英文法レベルから見ていきましょう。
中学レベルの英文法をしっかり「使える」ようにしよう
英会話となると高度な英文法をいくつも駆使して話さないといけないの?などと思うかもしれませんが実は意外とシンプルです。
実際、インターメディエイト程度の英語話者でも中学レベルの文法で話しています。
旅行で英会話を楽しむなら、このインターメディエイトの英語ができれば十分です。
ただしひとつ理解しておきたいことは、受け手として「分かる」のと実際に自分が「使える」というのは別の話であるということです。
テストで文法問題が正解できるとしても、十分に使い慣れていないと手がかりなしに文法を脳内から引き出し、組み立てて話すというのは思いのほか難しいのです。
この記事でどうしたら使える文法を学べるのか見ていきましょう。
英文法を勉強するときのポイント
5文型はとても大切。一瞬で反応できるように
日本語と違い、英語はとにかく語順が大切な言語です。
文章に触れる際に、英文の骨格とも言える以下の5文型が素早く見抜けるかどうかが英会話上達のカギになります。
1. SV 2. SVC 3. SVO 4. SVOO 5. SVOC
それぞれS=主語、V=動詞、O=目的語、C=補語でしたね。
この他の不定詞だとか過去分詞だとかは最悪少し間違っていても通じますが(笑)、5文型だけは間違えると意味が通じなくなってしまいます。
例えば以下の例文では
I think you should meet my brother who is an English teacher at school. S V O=(S1 V1 O1) S2 V2 O2 私は 思う/あなたは 会うべきだ 私の兄に/彼は している 先生を 学校で。 S V O=(S1 V1 O1) S2 V2 O2
という構成になっています。
どんなに複雑な長い文章でもほとんどがこのような形式でできています。
そのため聞くときも話すときもこの文型の構成をスムーズに頭の中で処理できると、全体の理解も速くなります。
例文を自分で考える
英文法を学ぶ意義は、会話の中でスムーズに使えるようになることにあります。
問題用紙の英文を読んで30秒考えて回答するのではありません。会話のテンポで瞬発的に活用しないといけないのです。
スムーズにアウトプットするためには、知識としてインプットしただけでは不十分です。
スポーツのようにその動作を繰り返し練習していないと、とっさにパフォーマンスを発揮することができません。
そのために日頃の学習でできることは、新しい文法にふれるたびにオリジナルの例文を作ることです。
といっても難しい例文を作る必要はなく、ポイントは実際に自分に関係ある事柄でシンプルな英文を作ってみることです。
身の回りの人や家族、本当にあった出来事やありえそうな出来事を例文にすることで自分ごと化すると、文法もすんなりと覚えやすくなります。
初めて学ぶ文法は反復する
初めて学習した文法は一度学習しただけで使えるレベルまで脳に定着させることはできません
必ず複数回にわたって反復して復習することが必要です。人間の脳は忘れるのがあたり前なつくりになっていて、唯一の対策は何度も繰り返すことだけなのです。
では具体的にどのように勉強していけばよいでしょうか?
参考書はいろいろなものに手を出すのではなく、ひとつに絞って使い込むことをおすすめします。
「〇〇のことはたしかあのページのこの辺に書いてあったな」とページのイメージ図ごと思い出せるくらい1冊を使い込むほうが、記憶したり思い出すうえでも有利になります。
また文法学習の進め方は、苦手な部分に関しては3周程度復習するとしっかり記憶に定着します。
1周目はじっくり、得意な部分も再確認するつもりでじっくりと読んでいってください。このとき苦手な箇所には付箋を貼るか、チェックを付けていきます。例文をつくることも忘れずに。 2周目は全体を流しながらチェックします。説明文をきっかけに文法が思い出せるところは付箋やチェックを外していきます。 3周目は、わからないところを重点的に学習します。ここまでで付箋が残っているところがあなたの苦手な項目なので、これらだけにフォーカスし読み込んでいきます。
ここまでで参考書の大半はカバーできているのでひとまずはOKです。
この先英語学習を続けていく中で必ず「あれ、なんだったっけ?」という場面があるので、その度にこの参考書を参照するようにしてください。他をやりながら足りない知識は長期的に補っていくのでも間に合うはずです。
先頭から理解する英語脳の訓練を
文法書で新たに学んだことをそのまま英会話力に活かすために、解説用の例文などは先頭から順番に訳すように挑戦してみてください。
後ろから戻って訳す伝統的な日本の英語教育のやり方をクセ付けてしまうと、あとから修正するのは非常に大変ですし二度手間です。
多少進むペースが落ちたとしても、余計なクセはつけず正しく英語脳を鍛えていくほうが最終的には近道となります。
会話では文法が間違っても気にしなくてOK
文法の基礎が入っていたほうが英会話力の伸びも速まりますし、英語力の上限も高くなります。最初のうちに必ず身につけておきたい項目です。
しかし、実際の会話では多少間違っていても大丈です。それでも十分意志は伝わりますし、相手も理解しようとしてくれます。また英語を第2言語として話す人は誰でも、もっと言えばネイティブだって文法的に間違った表現をすることはあるんです。
旅行で楽しむ英会話は正しく話すテストではありません。心のなかにある思いをお互いに伝えあれば英会話は成功といえるのです。
まとめ:旅行英会話が話せるようになる文法の勉強法
いかがでしたか?
旅行で英語で話しかけてみたいなと思った時は、やたらと難しい文法というのは必要ありません。中学レベルがしっかり「使える」ようになっていれば会話ができます。
そして
・5文型を徹底的に身につける ・オリジナル例文を考えて吸収していく ・反復学習することで脳に覚え込ませる ・先頭から意味を理解する英語脳を同時に鍛える ・会話では完ぺきな文法を話す必要はない
が勉強のポイントでした。
文法さえわかっていれば、極端な話、あとは新しい単語をどんどん仕入れて話す練習をするのみです。
そんなに難しくはないのでさくっとやってしまいましょう!
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