こんにちは、Yukiです。
「英単語の意味を日本語で覚えていくのが大変」
「日本語の意味をすぐに忘れてしまう」
「日本語の意味を覚えずにもっと簡単に単語を学びたい」
単語を記憶するとき、単語帳や辞書の日本語を何度もとなえて、意味をそのまま暗記しようとしていませんか?
上記のような悩みの方のために、社会人から使える、いちいち日本語の意味を覚えずに英単語を記憶する方法を紹介します。
私はこの方法で英単語を覚えるようなって、単語学習の苦しみから開放されました。
無理なくすっと覚えられるようになったことで、どんどん表現を増やして、もっと自然な英語を話せるようになろうとモチベーションUPにもつながっています。
以下で紹介する方法を実践して、新しい英語をどんどん吸収していきましょう。
なぜ、英単語の日本語の意味を覚えないのか
はじめの頃は私も、学生時代のやり方で日本語の意味を一生懸命覚えていました。日本語の意味を覚えて、数日後にチェックして、忘れてるのでまた覚え直して、という作業の繰り返しでした。
でもあなたもお気づきの通り、英会話を上達させるうえで丸暗記はとても非効率だし、もっと楽な覚え方を自然と模索するようになりました。
日本語訳を覚えるのが大変
まずなによりも、英単語の数だけ日本語訳を覚えるのがめちゃめちゃしんどいです。
学生時代にテスト前で英単語を一つひとつ正確に覚えていたあのつらい作業を、これからの長い英語人生でずっと続けていくのはムリがあります。
この方法が自分の肌に合わなすぎて、楽して単語を覚えられる省エネ単語学習法へと学習スタイルが自然と変わっていきました。
会話中に日本語から英単語を探すのが大変
会話の最中は瞬間的に英単語を思い出して話したいですよね。
それなのに、頭のなかで日本語の意味から探して、英単語を引き出す作業なんてやっていたら、会話ペースに間に合わないです。時間を稼ぎながら、「なんて言うんだろ…」とフル回転で英訳できる日本語を探していました。
たとえば、「子どもたちが”自発的に”歌をつくった」なら、
子どもたちが つくった 曲を …自発的に(?)
↓
The children created songs … (?)
と、「自発的に」が出ないわけです。
そして「”自発的に”に似た言葉は、、、”自主的に”の英語は、、、」とまず英訳できる日本語探しがはじまり、できなければ別の日本語探し、という具合です。
英会話レッスンくらいならこれでも乗り切れます。でも、海外生活で友人と1日遊んだり、接客の仕事をするにはこの日英検索方式ではまともな会話ができません。
こうした理由で、たくさんの日本語訳暗記も、日英の変換作業も大変すぎなので、日本語訳を覚えるのをやめるようになりました。
英単語を英語だけで覚えるってどうゆうこと?
日本語なしで英単語を覚える、というのはどういうことなのでしょうか?
簡単にいえば、イメージや情景に英単語を結びつけて覚えてしまうということです。
たとえば、「mess」という名詞。
辞書では
・乱雑な状態
・ごちゃごちゃ
などと出てきます。
これを暗記すると会話で困ったことになります。
会話中に
「彼の部屋モノだらけでめちゃ散らかってたんだよね」
を英語で言いたいときに
彼の部屋=His room、でした=was、めちゃ散らかってる=very …散らかるってなんだ…? 部屋が汚いのだからdirty…でいいのかな…?
となります。「mess」は「乱雑な部屋、ごちゃごちゃ」で記憶しているので、覚えている日本語が瞬間的に思い出せなければ、話しが止まります。
「散らかる」の英語は思い浮かばないし、「汚い」といえばdirtyしか思い当たらないし、とっさに機転を利かせてmessまで思い浮かべられないのです。
そして焦りはじめて、余計に「乱雑な状態」の訳が出てこなくなっていきます。
このように、特定に日本語訳を記憶すると、それが出てこないときに行き詰まってしまうんです。
イメージで覚える
でも私はイメージで覚えているので、こんな感じでこんがらがることがありません。
私がやっている記憶方法は
mess =
messの情景で覚えています。
だから、私が話すときの脳内は
His room was a
このような感じで覚えた英単語が思い出されています。
散らかっている状態に直接、英単語が結びついているので、間に日本語が一切入っていないのです。
これが英単語を英語だけで覚えているということ。英語脳的記憶法ですね。
日本語の意味を覚えないメリット
上記のように、日本語を覚えないことで英会話のシーンでもメリットがあります。
・英単語をすばやく覚えられる
・スピーキングで楽に単語が思い出せる
英単語をすばやく覚えられる
日本語を込みで暗記する場合、
・英単語を覚える → 日本語の意味を覚える
だけでは会話中にすぐ思い出せないので、
・さらに、日本語から英単語を思い出す練習
についても考えておかなくてはいけません。
30代くらいになってくると、そもそも日本人と話していても日本語が出てこず、「あれよ、あれ」が増えるのに、「英語+日本語」セットを何百個も覚えて使いこなせるでしょうか?
しかしイメージと英単語を結びつける方法なら、覚えるのは
mess =
だけです。シンプルで覚えやすい。
実際、スタディーハッカーでも以下のように述べられています。
”脳は「文字」よりも、絵や映像などの「イメージ」を優先的に覚え、思い出す”
https://studyhacker.net/Image-conversion
絵で刷り込めば、暗記作業が圧倒的にシンプルで、英単語をすぐに覚えられます。
スピーキング中に単語が楽に思い出せる
会話の際も、
を思い出せば、「mess」が出てくるので、瞬時に言葉が出てきます。
上記であったように、
「散らからる」の英語、、知らない
→「汚い」はdirty、だけどなんか違うな
→「ごちゃごちゃ」= messだ!
など、いろんな日本語を一つずつ思い浮かべて英単語を探し出す手間がありません。
やることは、
こうゆう状況に対して反射的に「mess」を思い出すだけ。
だから会話で詰まることなく、散らかった状態を簡単に表現できるのです。
英単語を英語だけで覚える方法
英単語を日本語なしで覚えるには、文脈や映像とともに覚えてしまうのが一番簡単な方法です。
具体的には、英文一文ごと覚えるのが有効です。
英語サイトで以下の一文を見つけたので、私が実際にやっている方法を「confront」という単語で例にして詳しくみていきます。
“Thanks to the progress we have made confronting COVID-19, everyone will be able to come out and enjoy the cherry blossoms when they bloom this spring,”
https://www.blogto.com/city/2022/04/high-park-cherry-blossoms-toronto-2022/
まずは調べてみる
英語に触れていてわからない単語に出会ったら、まずは調べてみます。
このときgoogleで以下の方法で調べるようにします。
少し手間に感じるかもしれませんが、慣れればサクッとできちゃいます。
まずはイメージ検索。これが超重要です。知らない言葉でも語のイメージを一瞬で理解でき、しかも映像情報なので忘れにくくなります。
confrontのイメージ検索はこんな感じ。
一目瞭然です。意味が把握できたときは、もうここで終了してもOK。
そして、googleで英英辞書の検索です。
例文と類語も参考に、単語の意味を理解します。
英語中級者は、今後なるべく英英までで事が済むようにシフトしていきましょう。
英日が必要な人は、そのままweblioか英辞郎で日本語の意味も調べます。
ただしここは意味や語法、例文の確認だけで、日本語訳は暗記する必要はありません。
ここまでのステップでは、イメージと例文の確認がメインとなります。
例文を確認する
上記で出てきた英文を注意深くと確認していきます。
例文を確認することで、その単語の登場シーンや使われ方を具体的に感じ取ることができ、その単語について理解力が高まります。
たとえば、confrontには以下の意味がありました。
〈危険・死などに〉直面する,大胆に立ち向かう.
これをただ暗記してはいけません。英会話中に「危険に直面するの英語は、、、」って思い出すには時間がかかりすぎるので。
Wellington confronted Napoleon at Waterloo.
ウェリントンはワーテルローでナポレオンに立ち向かった.
confrontには上記例文が載っていたので、「私 confront 立ち向かう対象」という使い方をできることが明確になります。
最初の英文をみても、confront→COVID-19という問題、という図式になっていますね。
“Thanks to the progress we have made confronting COVID-19,”
ちなみに、上記例文のナポレオンとウェリントンが戦うシーンを脳内にイメージすることで、また一つconfrontという単語のイメージが頭にできあがります。これも単語を長期記憶して会話で使うのに役立ちます。
自分ごとに置き換えて作文する
最後は仕上げに自分の身近な出来事を使って瞬間英作文をします。
仕事で今クレーム対応に追われているとしたら、
I need to confront the complaint from my customer.
など、簡単でOKです。
一度使ってみると、次回もさらっと使えそうな感じがしませんか?
さらに、能動的に使ったことがある単語は、断然記憶に残りやすくなります。
加えて独り言で何度か単語を使う練習しておけば、会話でとっさにでも言えるようになります。
>> 英語初級者必読!スピーキング力に直結する独り言のやり方を解説
あとは、ここまでに出た例文で、印象的だったものを軽く頭の片隅に入れておきましょう。
この一連の作業で、confrontに
の絵が、例文のシチュエーションとともに焼き付きます。
絵が脳内に焼き付くと、意味をただ暗記したときよりも、長期的に覚えていられるようになります。
さらに使うときも、
のイメージからconfrontがパっと自然に出てくるようになります。
辞書にある「大胆に立ち向かう」なんて一言一句きれいに覚えなくても、この方法で十分、相手に伝わるので安心してください。
まとめ:英単語の意味を暗記するな!留学経験者が日本語の意味をいちいち覚えない理由
いかがでしたか?
私は学生時代のしんどい覚え方をやめて、単語のイメージで暗記するようになりました。
これだと日本語の意味を暗記するのに比べて、圧倒的に覚えやすく、会話中も瞬間的に思い出して使えるようになります。
英単語を覚える際は、
・イメージ検索
・英英で調べる
・必要なら日英を調べる
・例文を確認する
・瞬間英作文をする
以上のステップでおこなうと、日本語の意味を暗記することなくボキャブラリーが増えていきます。
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