こんにちは、Yukiです。
「英語で考えろって言われるけど日本人には無理じゃない?」
「英語で考えて話すって、どんな感覚なの?」
「どう脳を使うのか、そのコツを知りたい」
こんな悩みの方のために、私が英語のまま考えるときにやっていることと、その鍛え方をお伝えします。
この記事を読むと、英語で考えるというのが具体的にどのように行われているのかがわかります。
トレーニング法も紹介するので、英語で考える力がついてスピーキング力も高まりますよ。
英会話の初心者だった私でも20代からペラペラになれました。 その要因は、大量アウトプット環境を通して英語脳を作ったから。 毎日しっかりスピーキング時間を確保さえできれば、誰でも英語脳で話せるようになります。 「毎日忙しいんだよ」という人はオンライン英会話ネイティブキャンプ一択です。 教材は「5分間ディスカッション」から始めるのがおすすめ。 『レッスン受け放題』、めんどうな予約なしで『今すぐ受講』する仕組みのため、忙しい毎日でも確実にアウトプットを積み重ねやすく、いち早く上達できるんです。 3ヶ月ほどで英語に慣れ、6ヶ月で少し話せるようになってきます。 今なら受け放題で7日間も無料体験できるので、まずは平日と休日ともに試してみてください。 >ネイティブキャンプ無料体験の始め方を解説
英語で考えるってどんな感じ?
アメリカ人でもないのに、英語だけで思考することなんてできるの?と誰もが考えると思います。
でも実際は、日本育ちの私でも20代から学んで英語だけで考えられるようになっています。
英語で考えているときは、
言いたいことが頭に浮かぶ → 英語で話す
この処理がされています。
例えば、「週末はいつも何するの?」という問いに
間髪入れずに
Oh I love shopping with my family and sometimes watching movies.
などと、すぐに答えることができる感じです。
日本語ならパッと「買い物行ったり、映画観たりかなぁ」とさくっと言えますが、英語でも同じように発話できます。
第二言語習得研究的にアカデミックに言えば
概念化 → (英語で)文章化 → 音声化
という流れになります。
しかし英会話初心者はいきなり英語で文章化することができず、日本語が間に入ってしまいます。
言いたいことが頭に浮かぶ → 日本語文が浮かぶ → 英語に直す → 話す
概念化 → (日本語で)文章化 → (英語で)文章化 → 音声化
このように日本語思考が間に入っているのが、英会話初心者の話し方です。
あなたが日本語で普段話している
言いたいことが頭に浮かぶ → 日本語で話す
その感じを、そのまま英語でするのが「英語で考える」という感覚です。
コツ:英語で思考するときの頭の中
思いついたことをダイレクトに英語にして話すなんて言っても、シンプルなことに聞こえますが、実際どうやったらそのように話せるのかわからないですよね。
私がどのように英語で考え英語で話すのか、その脳内の処理を解説します。
英語を話すときは、次の3つを行っています。
・具体的に言い換えてシンプル化
・英語の語順で頭から組み立てる
・イメージ化して言葉に変換する
具体的に言い換えてシンプル化
前提として、極限までシンプルで簡単な表現を使うように心がけます。
ネイティブの日本語のほうが英語よりボキャブラリーが豊富で、むずかしい言葉もたくさん知っています。
第二言語で日本語の表現をまるっと言い表すことはムリなのです。
(そもそも英語自体とてもシンプルな表現をする言語です。ネイティブさえも、簡単な英語で話しています。)
なので具体的には、子どもにもわかるように具体的に言い換えると、スムーズに話しやすくなります。
例えば、「ここは植栽がよく手入れされていて良いアパートだ」という文。
「手入れされている」って何だろう、と一瞬止まってしまいますよね。
それならシンプルで具体的に、
The plants are beautiful. So this apartment is great.
で良いんです。「手入れ」みたいな小難しい大人語はやめて、はじめは誰でもわかりやすい「美しい」で表現します。
このくらい簡単にできれば、日本語を介す必要もないですよね。誰でも英語の思考だけで完結できます。
このように大胆に「わりきれるマインド」を持つことも、心折れずに英語を続ける上で大切です。
私も基本はこんな感じで単純化しています。まずは極限までシンプル化を目指しましょう。
英語の語順で頭から組み立てる
続いて、もう少し高度に表現したいときの発展的な英語思考法です。
英文を組み立てながら話すときは、英語の語順で思考しましょう。
I went to the park.という文なら まずは I → 次に went to → 次に the park.
日本語だと
私は → 行った → 公園に
といった具合です。一文が長い場合でも基本的に同じです。
日本語と英語は、基本的に語順が真逆になることが多いです。
なので日本語から訳す人は後ろの日本語から思い浮かべ、英単語に直して発話していくことになります。これは正直、大変な作業すぎてペラペラになるには厳しいです。
英語の語順で作文するのは慣れない人にはむずかしいですが、スラッシュリーディングを練習して鍛えることができます。
スラッシュリーディングについては「スラッシュリーディングとは?英語脳でペラペラになるための基本を紹介」の記事で解説します。
イメージから言葉に変換する
英語を話す際に、日本語から英語へ意味を翻訳することはしません。かわりにイメージに直結した英単語/表現に直して言葉にします。
「ここは植栽がよく手入れされていて良いアパートだ」
上記文の「手入れをする」の英訳がパッと出てきますか?もし出てこなければ、「世話をする」など似た日本語から相当する英語が思いつきますか?
時間がかかりますよね。日本語から知ってる英訳をすぐ見つけるのはかなり大変です。だから私はこの時点で、もっと簡単なちがう思い出し方をしています。
何をするかというと、こんな感じの光景を思い浮かべるのです。
手入れや世話をしている絵ですよね。この世話をするというシーンを表現するのに最適な言葉があります。
それが「take care of」です。ネイティブもとてもよく使う言葉です。
The plants are taken care of nicely by the caretaker. So this apartment is great.
日本語訳から引っ張り出す代わりに、世話をするシーンを思い浮かべそれに付随する単語を思い出す感じです。イメージを言葉に変換しているんですね。これだと考え込むことなく言葉が出てきやすくなります。
学生時代にも経験したように、各日本語の意味を暗記する作業って大変だし、文字情報って無機質で忘れやすいんですよね。
でも自分が体験したことや映画のワンシーンなど、映像記憶付きで覚えた言葉は圧倒的に忘れにくく、また思い出しやすいんです。日本語で考えてみても、文字情報ではなく映像や概念と日本語が結びついていると思います。
このイメージとの結びつきを利用して、日本語を思い浮かべることなく、言いたいことをダイレクトに英語で口から出るようにします。
まとめると、
英語が話せる人の脳内はこのような処理をしているのです。
英語で考える力をつける英語脳の作り方
英語で考えているときの脳内でどんな処理が行われているのか、その様子をみてきました。
ではどうしたら、このような思考をできるようになるのか。
まずは基本は、アウトプットをベースに練習することで、英語で考える回路ができてきます。
なのでどんどんアウトプットできる環境を整えていきましょう。
ただし、特に最初のうちはアウトプットするストックが自分の中にありません。ボキャブラリー不足、表現力不足ですね。
なのでインプットも同時進行で必要になります。あらゆるシーンの英語をたくさん見たり経験することで、AIのインプット作業のように脳裏にどんどん焼き付けていきます。
ネイティブが日常的に使う言葉や表現方法をたくさんストックして、それらをアウトプットで練習するというのがベストなサイクルとなるのです。
この繰り返しで、英語だけで考えることができる「英語脳」が作られ、いつのまにかペラペラ話せる人になっていきます。
この英語脳の作る学習法について、具体的なやり方は「英語脳の作り方 | 大人からでもペラペラになれた3つの勉強法を解説」で解説します。
まとめ:英語で考えるって結局どうゆうこと?純ジャパ英語スピーカーの脳内で行っていること3つ
いかがでしたか?
英語で考えると言われても、日本語のみを話す日本人にはいまいちその感覚が実感できないと思います。
たとえ純日本人であっても英語で考える力をつけた人は、心に思ったことが次の瞬間には英語で口から出てきます。にわかには信じられないかもしれませんが本当で、間で日本語が浮かんでくることはありません。
このとき、脳内では以下のようなことが起きています。
・日本語で考える必要がないくらいシンプルな英語で話すクセをつける
・英語の語順で頭から文章を組み立てる
・イメージから単語を思い出して言葉に変換する
これらができる脳を英語脳と呼び、私も大人になってからでもこの回路を作ることができました。
詳しいやり方は「英語脳の作り方 | 大人からでもペラペラになれた2つの勉強法を解説」で紹介しているので見てみてください。
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