「英語脳を作るのに多読って効果あるの?」
「ネイティブが話しまくるTEDみたいな動画も確実に理解したい」
「スピーキングもとりあえずできるけど、より自然な英語を話したい」
こんな悩みを持つ人への記事です。
私はカナダ留学で英語漬けになることで、英語脳が飛躍的に伸びました。
これはインプット x アウトプットが最大化できたから。
英語漬けがむずかしい日本の生活でも、多読ならインプット面で留学時のそれに近い英語環境を得ることができます。
この記事では、英文をたくさん読む”多読”で英語脳が強化できる理由と、どんなもので多読しているのかを紹介します。
この記事を書いている人
・カナダで1年半の語学留学と接客業を経験・インターンで現地ホテルのフロントデスクに起用
・帰国直後、勉強せずTOEIC 880取得
・現在はグローバルな外資企業に勤務
・カナダ生活開始時は英会話力ゼロスタート
多読で英語を母国語のように身近な言語にしていきましょう。
日本で勉強するなら多読をすべき

なぜ私はカナダにいる間に、英語を英語のまま理解できるようになったのか?
その理由の一つはとにかくインプットをできたからです。
先生や友達、アルバイト先の人の言うことをしっかり理解しなければ会話になりません。
だから英語を理解するのにとにかく必死だったんです。
しかも毎日のことだから、インプット量も大量。
日本では、24時間オンライン英会話しているわけにもいかないので、代わりに多読で大量のインプットすることが必要なんです。
しかも読むのが本なら、良質な英語にふれることもできますしね。
もちろん、ドラマが好きな人なら、Netflixで海外ドラマをたくさん見るのもありです。
英語脳のために多読をすべき人は?

注意すべきなのは、多読はかなりレベルが高い学習法です。
文をたくさん読むには、それなりの単語力、文法力、慣れが必要になってきます。
そのため、多読をするならTOEIC 600点以上の中上級者が良いでしょう。
英語学習初心者なら、文法を確認しながら読む精読や、音読から入るべきです。
英語脳に多読が効果的な理由

英語脳ができると、脳内の英語処理がスムーズになっていきます。
多読で得られる英語脳への効果は具体的に以下です。
- 英語の語順に慣れる
- 慣れない表現にも対応できる
- 使えるボキャブラリーが増加する
理由①:英語の語順に慣れる
どれだけ英語力がついても、やっぱり日本語と逆の語順が壁になることがあります。
特に一文が長いときにですね。
こればっかりは、数をこなすしていろんなパターンに慣れるしかないと思っています。
多読は、前からどんどん理解する1000本ノックトレーニングみたいなものです。
返り読みしないように読めるようになると、リスニングも聞いた瞬間わかるようになっていきます。
理由②:慣れない表現にも対応できる
過去に出会ったことがある言葉なら、聞いたときにパッと理解できる可能性が高くなります。
仕事の業界用語とかはその主な例で、部外者にはチンプンカンプンでも、毎日聞いていれば使えるようになりますよね。
これは単語レベルでもそうですし、Phrasal Verbsとか慣用表現も同じ。
多読や会話でいろいろな英語に先に出会っておけば、日本語訳せず楽に話を理解できるようになります。
多読で経験値を事前にUPしていきましょう。
理由③:使えるボキャブラリーが増加する
英語脳で英語を理解するには、各ボキャブラリーが使えるレベルになくてはいけません。
使えるボキャブラリーとは以下のことです。
言われた瞬間に理解できる語彙
言いたいと思った瞬間口にできる語彙
これを手に入れるには、「状況」と「言葉」がリンクしている必要があります。
「日本語訳(言葉)」から「英単語(言葉)」を思い出すより圧倒的に速く言葉にしやすいからです。
挨拶する状況 → Helloと言う
お腹がぐうぐうなる状況 → hungryと言う
ばったり出会う状況 → run intoと言う
「〇〇の状況」をきっかけに「〇〇と言う」と繋がりの感覚を持つのがコツです。
使えるボキャブラリーをどんどん増やしていきましょう。
✓小説は疑似体験に有効
日本語でもそうですが、本は言葉を学ぶのにとても有効です。
人間の脳に詳しいライター、ジャーナリストのRita CarterはTEDで、特に小説などフィクションが読者に、登場人物の感情を疑似体験させる効果があると言っています。
英会話をする機会が多くない人は、情景や感情を想像しながらペーパバックを読むのも良いと思います。
多読で何を読めばいい?

実際に多読を始めるとしても、何を読んだらいいのでしょうか?
ここでは私が普段使っているアイデアを紹介します。
多読で読むもの①:本
最も読むべきなのは、やはり本ですね。
良質な英語を学べるだけでなく、人生において大切なスキルも学ぶことができます。
初心者であれば語彙レベルを制限したラダーシリーズからスタートしましょう。
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中上級者であればハリーポッターや7つの習慣などの名著にチャレンジしても良いと思います。
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中上級のレベルなら、Kindleを使ってKindle Unlimitedに登録すると、定額で日英の本が読み放題だしスマホとちがって目に優しく読書できます。
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多読で読むもの②:ニュース
毎日必ず目を通すニュースを英語に置き換えるのも良いと思います。
私は、たくさんあるニュースサイトの中でも中立的と言われるBBCを読んでいます。
BBCはSmart Newsアプリの中でも読むことができますよ。
かなりハイレベルな人はTIMEやNewsweekに挑戦してみましょう。
多読で読むもの③:趣味をネット検索
趣味や専門分野を英語でネット検索してみるのもよい方法です。
私は米・ポートランドの暮らしについてアメリカ人の記事を調べてみたり、World of Wanderlustのようなトラベルブロガーのおしゃれな記事を読んでみても面白いとおもいます。
好きなブログを見つけると、楽しく気楽に日々英語に触れやすくなりますね。
アウトプットも同時にやろう

英語脳を作るにはインプットだけでなく、アウトプットもセットで行いましょう。
能動的に使わないと英語脳で話せるようにはならないからです。
多読で覚えた構文や単語をためしに使ってみるつもりで、独り言を中心に練習します。
詳しくは以下のリンクも参考にしてください。
まとめ:英語脳の強化に多読が効果的な3つの理由
いかがでしたか?
英語脳を作るには、大量のインプットを継続的に行うことが重要です。
ですが、留学のように日常的に英語に触れられない日本では、代わりに多読を通して英語に触れていくのが効果的。
そして多読は以下のようなメリットがあります。
英語の語順に慣れる
慣れない表現にも対応できる
使えるボキャブラリーが増加する
独り言のアウトプットもセットで行いながら、多読でどんどん生の英語を吸収していきましょう!
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