こんにちは、Yukiです。
「英語ペラペラな人って文法も考えながら話してるの?」
「文法ができてないとスピーキングってできないのかな?」
「文法につまづかずに話すためにはどうしたらいいんだろう」
こんな悩みの方のために、この記事ではスピーキング力と文法力の関係を、実体験をもとに解説します。
日本語とルールの異なる英語の文法にそって瞬時に言葉にするのはとてもむずかしいことです。
英語を話せる人は会話の中でどのように文法を処理しているのか理解して、あなたも頭の中がこんがらがることなく流暢にスピーキングできるようになりましょう。
ペラペラ話すには文法力をつけよう
文章で英語を話していくには、文法力が必要です。
私もカナダで英会話を学び始めたときは、学生時代の基礎的な範囲はある程度頭に入っていました。
そのおかげで、自分の伝えたいことをどのように文章にしたらいいかはなんとなくわかっていました。それを組み立てて瞬時に言葉にできるかはまた別の力で、そこがむずかしいんですけどね。
文法力がなくても人とコミュニケーションを取ることはできます。実際、語学学校にもそういう人はそれなりにいました。 ただしこの場合、単語単語を並べて時間をかけてかろうじて伝えている感じです。1〜2時間誰かと話すくらいであれば、このくらいの英会話力でもしのげると思います。
でも
・海外でインターナショナルな友人を作りたい
・留学でしっかり英語力を高めたい
・将来はビジネスにも使えるようになりたい
など、しっかり英会話力をつけるならやっぱり文法は必須ですね。
どのレベルの文法が必要?
文法と一口に言っても学ぶことは膨大です。どの程度の範囲がわかっていればいいのでしょうか?
私は中学レベルの文法があれば十分伝えたいことを表現できたし、外国人と意思疎通して会話を楽しむこともできました。
高校レベルまで使いこなせれば、たしかに表現力は格段にあがります。短くシャープな文章で複雑なことも表現できるようになるのです。でも、できなくても実際は困りません。中学文法で言い換えできちゃうからですね。
たとえば仮定法は高校文法の代表的なものです。
I wish I could help you. なら I wanted to help you, but I was busy then. Sorry. とかで言い換えOKなので、高校レベルは必ずしもわからなくても会話ができちゃいます。
中学の英文法があればコミュニケーションは十分できます。
完ぺきにマスターしないと話せない?
中学文法もすみずみまで完全に暗記しないと会話ができないか?というと、そんなこともありません。
実際、私は20代中頃で英会話学習をはじめました。つまりブランクは大学受験から数えても10年弱(大学時代はほとんど勉強していなかったので。。。)。
改めて見直しもしてなかったのでほとんどのことを忘れてましたが、そもそも英会話初級で使う文法なんて、I like m〇〇とか初歩中の初歩なんで、ある程度覚えている範囲で始めれば間に合います。あとは追々で。
中学文法の一覧は、こちらのサイトがよくまとまっていて、さらっと全体を確認できます。 文法もたくさん項目があるので、その中でもまずはこれだけ!というのはこちらのサイトをご覧ください。
もちろん文法知識がゼロの人は、一通り理解する必要があります。でも学生時代にそれなりに理解した人は記憶をたどりながら、あとは走りながらで大丈夫です。
ちなみに「分詞」とか「付加疑問」など、文法用語なんて覚える必要はありません。私は今でもこうゆう名称はぜんぜんわからないけど、英会話をするうえで困ることは何一つないです。
話すときは文法のことを考えるの?
会話のなかで「ここは関係代名詞だからthatが来て〜〜」のようにフル回転しながら話してて、こんなんでいいの?と思われるかもしれません。
答えは半分YESで、半分NOです。
というのも、英語が話せる今の私はほとんどこんなことは考えていません。理由は慣れたからですね。でも英会話をはじめたばかりのときは文法事項を考えて組み立てていました。
つまり、文法ルールが使い慣れていないうちは、意識して考えながら組み立てます。それを何百回も会話で繰り返すと、だんだん慣れて無意識にできるようになるということです。
逆にいえば、私もいまでも使い慣れない文法で組み立てるときは、「ここにwhoが来て、ここを置き換えて〜〜」なんて考えないと話せないのです。まぁ、基本はシンプルな英語で話すだけなので、こんなこと滅多にする必要ないんですけどね。
文法を自動化しよう
慣れれば文法を意識することなくスラスラっと英語を話せます。だから無意識でできるように「自動化」してしまいましょう。
体系的に文法を学んだ人は、使い慣れるためにインプットとアウトプットの両面で同時に意識していくのがおすすめです。
お手本の英文を読み解きながらたくさんの英語のルールに触れることで理解を深め、それを自分で改めて使うことでしかっり身につくからですね。
文法を自動化するインプットは精読
文構造を読み解くように正確に確実に文章を読む精読をしていきましょう。精読なら、文法書で学んだことを再確認しながら「文法を理解する」運用力を身につけることができます。
いちいち文法を思い出しながら理解している状況を脱却して、脳が文法に勝手に反応できる力を定着させていきます。
たとえば小さな子どもも親の言葉をたくさんきいてインプットを続けることで英文のルールが体系的に理解できるように、あなたもたくさん実際の英文を脳に取り込んでいくのです。
ある物事が、どういった文構造で表現されているのかに着目して読み進めていきます。
そうして蓄積されていったものを、アウトプットで練習していきます。
文法を自動化するアウトプットは瞬間英作文
精読するだけでは、スピーキングで文法を運用できるようにならないので、同時進行でアウトプットもします。
アウトプットには瞬間英作文からはじめるのがおすすめです。
瞬間英作文は文字通り、瞬間的に英文を作って口に出していく練習法です。
I need to go to work at 9.
のようにごくシンプルな英語の作文でOK。日常のなかで独り言のようにあらゆることを英語にしてぼやいていきます。お金もかからずいつでもたくさん練習できるのに効果が高い練習法で、私もはじめは瞬間英作文でぐんぐんスピーキング力を伸ばすことができました。
こうしてたくさん英文を話していくことで、インプットした文法がどんどん自分のものになり、いつのまにか使い慣れていきます。
「より詳しいやり方やコツを知りたい」「いきなり自力ではできなそう」という人は「瞬間英作文の効果とは?「スピーキングが苦手」を克服するやり方5ステップ解説」も参考にしてください。
文法の基礎が必要な人は
上記は、ある程度文法はカバーできたよという人向けです。
まだ文法の基礎学習がたりないという人はこちらの参考書がおすすめです。
まるで先生の講義を文字起こししたように、口語口調で欠かれているので読みやすく理解もしやすいです。
まとめ:スピーキングに文法力はどのくらい必要?文法にとらわれずスムーズに話す方法
いかがでしたか?
人と深くコミニュケーションを取りたいなら、文法をもとにしっかりと文章を組み立てる力が必要です。
とはいってもむずかしいものは必要なく、中学で習う範囲をざっくりとカバーできていればOK。あとは走りながら都度勉強し、余裕が出てきたら高校英語もかじってみることで表現力が豊かになります。
問題はそれをいかに自分のものに落とし込み、無意識レベルで使いこなせるかです。これにはとにかく使い慣れるしかありません。
英文を習慣的にじっくり読むことでさまざまな文構造を学びつつ、自分でもしっかり瞬間英作文でアウトプットすることで使える力を身につけていきましょう。
これを継続していけば、文法を気にすることなくすらすら文章を組み立てて話すことができるようになります。
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