英語リピーティングで英文が覚えられないときの4つの対処法 | 旅英ブログ
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英語リピーティングで英文が覚えられないときの4つの対処法

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③英語脳で話す

「聞いた英文をすぐ忘れてしまってリピートできない」

「どうしたら聞いた英文をパッと覚えられるんだろう」

リピーティングを練習するとき、一文まるまるが覚えられなくて困っていませんか?

リピーティング中に感じるこんな悩みを持つ方に向け、聞こえた英文をうまく繰り返すためのコツを紹介します。

この記事を書いた人:Yuki
  • カナダで1年半の語学留学と接客業を経験
  • 現地ホテルのフロントデスク勤務(インターン)
  • 対策なしでTOEIC 880取得
  • EU系外資企業に勤務中
  • カナダ渡航時は英会話力ゼロスタート
  • 夢は自由に好きな国で暮らすこと

上手なリピーティングのコツを知って、英語を楽に聞き取りできるようになっていきましょう。

リピーティングで覚えられなくても問題なし

リピーティングでは英文の音声を聞いて、音を止めてそっくりリピートします。このとき、聞いた英文を一時的に記憶してリピートするのですが、聞いたそばから忘れてしまうことがよくあります。

これは人間の脳の構造上しかたないことなので、あまり気にしなくてOKです。

ミズーリ大学の心理学教授ネルソン・コーワン氏の研究では、短期記憶の限界は4±1個程度と言われているからです。

「03-1234-5678」
「0312345678」

たとえば、電話番号が4桁で区切られているのを見れば、4個程度の要素が人間にとって覚えやすいということがわかると思います。
全桁ぶっ続けで覚えるのはむずかしいですよね。

「I’m convinced that the only thing that kept me going was that I loved what I did.」のような単語数の多い一文を、まとめて一瞬で覚えようなんて無謀なことに思えてきませんか? (笑)

ただし、英語力が中上級になるにつれて、ある程度の長さでも覚えられるようになります。

というのも中上級になるにつれて英語脳ができてくるからです。英語脳が作られると英文を前から順に理解できるようになり、英文を自然と以下のようにカタマリで把握できるようになるんです。

I’m convinced / that the only thing that kept me going / was that I loved what I did.

一瞬で文を体系的に理解できるので長い文でもラクに覚えられます。

誰でもいずれは英語脳を身につける必要があります。英語脳の詳しい解説は「英語脳の作り方 | 大人からでもペラペラになれた3つの勉強法を解説」を参照してください。

それまでは焦らずじっくり取り組んでいきましょう。

英語リピーティングが覚えられないときのコツ

英文を覚えておくのが苦手だ、と感じている方には以下のようなポイントをおさえて練習するとやりやすくなります。

  • 約4単語ごとに区切る
  • 意味を理解する
  • リズムを真似する
  • 短文をつなげる

順番にみていきます。

約4単語ごとに区切る

上記でみたように、人間の短期記憶は一度に4個程度のことしか覚えられません。なので一度、一文全体を聞いてみてムリだと感じたら、短いセンテンスごとに区切ってリピートするようにしましょう

ここでスラッシュリーディングを活用します。例えば以下の例文なら

The fun thing about / making sushi at home / is that / you can play around / with the ingredients.

のように4〜5単語を目安に区切り、リピーティング練習をすると難易度がぐっと下がります。

このとき、意味の通る最小単位で切るイメージで分けていくとよいですね。上の例なら

〜について面白いこと /家で寿司を作る / は〜です / いろいろなもので遊べる / 材料で

理由は以下の項目に繋がります。

意味を理解する

英文の意味もしっかり理解してリピーティングするようにしましょう。

たとえ日本語といえどお経を覚えるにはかなりの労力がいるように、意味のわかっていないものを丸暗記するのはむずかしいからです。

逆に意味がわかっていれば、文章を丸覚えしなくても意味から推測して補うことができます。上級な人ほどこの力がついてるので、より長い英文をリピートできるのです。

リズムを真似する

強く発音したり弱く発音するなど、英語のリズムを大切にしましょう。

平坦な音で話す日本語と違い、英語はある種音楽のようにリズムや抑揚を必要とする言語です。このリズムが取れるようになると、文章を記憶するのもリピートするのも本当にグッと楽になってきます。

たとえば、以下の動画の4:11からの一文。

フラットな感じでリピート

None of this had even a hope of any practical application in my life.

リズムを意識してリピート

None of this had even a hope of any practical application in my life.

スティーブ・ジョブズが、太字の部分で強調して発音しているのがわかりますか?

感覚として、自分が思っているより大げさに強弱をつけるとちょうど良いでしょう。このとき、声は喉から太く出す「英語喉」を意識すると、ネイティブのような低くしっかりした音になります。

短文をつなげる

上記で4単語くらいに区切って練習しましたが、それができるようになったら少しずつ繋げていき、一文でリピーティングできるようにします。

一文が長くなると途端にむずかしくなりますが、上で練習した

  • 意味を意識して自分が話すつもりで発話
  • リズムをとらえてテンポよく発話

を意識して練習すると、長いセンテンスでも上手にできるようになりますよ。

リピーティングのやり方

リピーティングに正しく取り組むことで、正しい英語の音が身につきます。つまり、ネイティブの英語が聞き取りやすくなったり、日本語なまりの少ないより自然な英語の発音ができるようになるのです。

教材は、基本的にYouTubeを活用します。

>リピーティング教材にYouTubeを使うと英会話に自身が持てる4つの理由

リピーティングの効果ややり方、気をつけるべきことなど、より詳しい内容を「リピーティングとは?初心者の「聞く・話す」を強化できるやり方4ステップを解説」で解説しています。

まとめ:英語リピーティングで英文が覚えられないときの4つの対処法

いかがでしたか?

リピーティングで一文すら覚えるのが大変、と感じてしまいますが、人間の短期記憶の仕組みを考えるとそれはしたかないこと。

その仕組をうまく利用して、意味の通る範囲で短いチャンクにわけて練習していきましょう。

具体的には以下のようなコツを紹介しました。

  • 約4単語ごとに区切る
  • 意味を理解する
  • リズムを真似する
  • 短文をつなげる


リピーティングの練習を通して、より自然な英語の発音を自分のものにしていきましょう。

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