リスニングが伸びない?旅行英会話で使えるリスニングの上達法 | 旅英ブログ
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英語が聞き取れない?旅行英会話で使えるリスニング上達の勉強法

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③英語脳で話す

「英語が速すぎて聞き取れない」
「ゴニョゴニョしてそもそも何を言っているのかわからない」

英文を見れば知ってる単語ばかりなのになぜか聞き取れないという経験はありませんか?旅行先でも入国審査でちゃんと受け答えできるか不安だったりしますよね。
リスニングができると旅先でも他の人から様々な情報を得ることができるようになります。

リスニング力を伸ばすには音を正確にとらえる練習のシャドーイングとスムーズな意味理解のためのリーディングが大切になります。本記事ではリスニングができない原因と不足しているスキルを明確にし、それらのスキルを身につけるための根本的な対策を紹介します。 

ちなみに私はこの方法で、5単語程度の文しか話せなかったレベルからカナダに留学し、半年後には飲食店の接客アルバイトができるようになりました。
さらに2年経つ頃には就職して外国人とミーティングができるまでになりました。

海外旅行が好きな私は、旅先で積極的に話しかけて現地の人とのコミュニケーションを楽しんでいます。旅行先で外国人との会話が楽しくなるなためのリスニング上達ステップを解説していきます。

リスニングで英語が聞き取れない原因

まずはなぜ自分が聞き取りができていないのかという原因を2つに分解していきましょう。

誤った音で覚えていて聞き取れていない


カタカナ英語の弊害ですが、日本人が学生時代から学んできた発音は、ネイティブの発音とはまったく異なります。この認識する音の相違によってそもそも何の単語が発音されているのかわかっていない可能性があります。

カタカナ英語と実際の発音がどれだけ違うか、面白い例があります。ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツを例に取ります。日本人の多くはメルセデス・ベンツとネイティブに言われても「へ?」となると思います。逆にこちらが発音したときも相手は一生「へ?」となり聞き続けてきます。

その理由は英語では
マァセイディーz ベンz


といった具合に発音されるからです。そりゃお互い「へ?」ですよね。

大小さまざまな認識の違いがチリツモとなって、多くの単語や文脈を聞き逃しているのです。

日本語に訳してしまって英語のスピードに追いつかない

1つ目の理由の発音の認識違いに対し、2つ目は相手の言葉のスピードに脳の理解が追いつかないという理由です。

ネイティブは1分間に200単語話す一方、英会話初心者は1分間に100単語程度しか理解できていないそうです。自分の理解できる速度の2倍の勢いで話されたら、内容がわからないうちに話がどんどん進んでいってしまいますよね。

耳から入ってきた英文を一度日本語訳に直して理解しようとする人がほとんどかと思いますが、これは単純に2倍の情報を処理することになり不利になります。下で解説する英語脳を身に着け英語のまま理解する能力を鍛える必要があります。

英語リスニングを上達するうえで足りないスキル

それではこれらのリスニングが難しいのは、具体的にどのような英語スキルの不足によって起きるのか見ていきます。

発音、リエゾン、イントネーションの知識

誤った音を覚えてしまって聞き取れない場合、音に関する次の3つの知識を学んで、それぞれネイティブの音とのギャップを埋めていく必要があります。

発音:単語を構成する子音と母音の発音のしかたを正しく覚える

リエゾン:単語と次の単語の音がくっつき一語のように発音されるルールを覚える

イントネーション:一文の中で強くはっきり発音される音、弱くボソボソと発音される音がなすリズムを覚える

日本人のほとんどはこれらにおいて実際の音とかけはなれた音で覚えてしまっていて、本来知っている単語も知らない音のように聞こえてしまっています。

英語を素早く理解する英語脳

日本人の英文を理解する速度が遅いのは、単純に英語への慣れが絶対的に少ないこともあります。その他にも英語脳ができあがっていないため一度日本語に訳してしまい英語のまま理解でいないことも大きな理由として挙げられます。

英語脳を鍛えるためには英文を頭から順番に理解していくスラッシュリーディングの練習が必要です。例えば

She is a cousin / who lives in Kyoto.を「彼女は京都に住んでいるいとこです。」と訳さず
→「彼女はいとこです / その人は京都に住んでいる」ときりのいい文にわけて先頭から順に理解していく方法です。

また聞いたことを瞬時にイメージ映像化する練習も必要です。


例えばBlue Appleと言われたときに「青いりんご」という言葉を思い浮かべるのではなく、青いりんごの絵を頭の中に思い浮かべるのです。

これは脳が文字情報よりイメージ情報(映像)を認識するほうが素早く処理ができるためで、日本語では自然とやっていることです。「りんご」ときくと「りんご」や「リンゴ」といった文字を思い浮かべるのではなく、りんごの映像を思い浮かべますよね?

つまり英語脳には、英文を頭から順に理解し、日本語を介せずダイレクトに映像化するクセ付けが必要なのです。

英語リスニング上達のためのスキルの伸ばし方

ではこれらのスキルをどうやって身につけていけば良いか見ていきましょう。リスニングを伸ばしたいならたくさん英文を聞く練習だけでは不十分です。これからバランス良く英語力を伸ばす方法を紹介します。

シャドーイングで英語の音を効率的に覚える

シャドーイングは発音、リエゾン、イントネーションを一気に学習できるとても効果的な方法です。

シャドーイングは英語音源のあとについて声に出してマネしていく方法で、ネイティブの発音、単語と単語の音のくっつき、文章の中での発声の強弱をそっくりそのままコピーしていきます。これによりそれまで覚えていたカタカナ発音を矯正し、ネイティブ英語特有の強弱やリズム感を養っていくことができるのです。

例えば下の例。

 
・カタカナ発音    「ペン パイナップル アップル ペン」

・ネイティブ発音 「ペンパイナポーアッポーペン」
 

両者ではかなり音に違いがあり(誤った発音で認識)、後者は音どうしがつながって(リエゾンが発生)、文が短くなっていますよね(日本語と異なるリズム)。こういった違いを体に染み付かせることができます。

やり方は、教材音源やYouTubeなどで字幕をつけて聴きながら、ワンテンポ(2,3語)遅れるようなかたちでブツブツと声に発していきます。このとき自分の知っているカタカナ音は一度忘れ、聞こえた通りの音、リズム、強弱、抑揚をマネしていくことがポイントです。

シャドーイングの詳しいやり方は以下の記事を確認してください。

音読で英語脳を育てて理解力UP

英語脳を育てリスニングで素早く理解できるようにするにはリーディングをするのが効果的です。なかでも口や耳まで同時に刺激できる音読は特におすすめです。

自分のペースで進められるリーディングで意味を取るのが難しいようでは、相手のペースで進むリスニングで意味を理解することはできません。リスニングの下準備として日頃から継続的にリーディングを行い、次第に読むスピードが上がっていくのを目指してください

選ぶ本は、とにかく長く続けることが大切なので、最初は少し易しいくらいからスタートするが良いです。1ページにわからない単語が3個あるかないか程度なら、本のストーリーも十分楽しみつつ語彙力増加にも効果的です。
TOEIC400点以下のひとであれば絵本もおすすめです。子供向けと思うかもしれませんが、日常会話に必要な表現がびっしり詰め込まれていて中級者以上でも学びがあるほどです。挿絵も文脈の理解の助けになり、イメージ化を手助けしてくれます。

やり方としては、切りの良い箇所でスラッシュを引きながら音読し先頭から理解していくことを徹底しましょう。易しめの本を選んでいるため絶対に後ろから日本語訳をしないでください。またスラッシュで区切ったブロックごとにその光景を頭の中に思い描き映像化していくクセをつけていきます。

本の中で出会った表現を一度で覚えきれないので、3〜4回読み返してみるとその中の表現が自分のものになります。ある程度繰り返して定着してきたなと感じたら新たな本に移るタイミングです。

音読のやり方は以下の記事で解説しています。

おまけ:英会話ではわからないことは聞き返す

どれだけ勉強しても、英会話ではわからない言葉が出てくることはあるし、国籍によって発音もまちまちなので聞き取れないというシーンはしょっちゅう起こります。日本人的には一度で聞き取れず聞き返すのは申し訳ないと躊躇してしまうと思います。

が、英語の世界では何度でも聞き返すのが当たり前なんです。わからないのにふーんと流すほうが失礼に当たるかもしれません。私も聞き方を変えながら2度3度聞いちゃうことはたくさんあります。

恐れずオープンなマインドで相手の言葉を理解しようという姿勢が英会話では何よりも大切ですよ。

まとめ:音の認識力と英語脳を総合的に鍛えて世界の言葉を聞けるようになろう

リスニングが難しい原因と向上に必要なスキル、効果的な勉強法について紹介しました。

ここで紹介した方法なら、本来の英語の音に慣れるリスニング練習も、意味を素早く理解できるようにする練習もまんべんなく行うことができます。

まずは3ヶ月継続していけば、リスニング力の向上を実感できるはずですのでぜひ頑張って続けてみてください。

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